【12月10日(金) 16:00~】総務省における量子分野の取組と量子技術イノベーション戦略

近年、量子技術に対する国際的な注目が急速に高まっており、米国、欧州、中国をはじめ、将来の経済・社会に大きな変革をもたらす源泉あるいは革新技術として位置づけ、国をあげた取組を加速している状況にある。

こうした中、我が国においても、国として将来の産業・ビジネス構造の変化等を見据え、目指すべき社会像を明確に設定した上で、その実現に向けて、短期的な技術開発にとどまらず、産業・イノベーションまでを念頭に置き、かつ10~20年の中長期的な視点に立った新たな国家戦略として、令和2年に「量子技術イノベーション戦略」を策定し、同戦略に基づき、様々な取り組みが進められているところである。

本講演では「量子技術イノベーション戦略」の概略や総務省における量子分野の取組である、量子暗号通信の動向を紹介するとともに、理学研究科の博士課程に在籍していた講演者が行政においてどのような業務に携わってきたかについて説明する。
自身がそうであったように、理学分野の学生にとって行政は未知の世界だと思われるので、気軽に質問していただきたい。

題目 総務省における量子分野の取組と量子技術イノベーション戦略
日時 12月10日(金) 16:00~
場所 ハイブリッド形式
講師 中村元氏(総務省)